4月からの新生活がはじまって1ヶ月半。
忙殺、というほどの忙しさではないものの、昨年度までとはうってかわった生活。昨年度の生活が安逸に堕していた、ということの証だという揶揄する声を己の中に聞く。その生活の中で、文章をつづる習慣を忘れてしまっていた。書き続けることで得ていた少しばかりの筆力が雲散霧消。
先日、投開票された千葉7区補選選挙。小沢体制が始動して最初の試金石であった。
メール問題の後処理でのごたごたで、追及ムードから一転、窮地に陥っていた民主党。前原前代表が辞任した後、代表選を制した小沢氏。今回の勝利には、新代表へのご祝儀相場という面が確かにあるだろう。また、与党が武部氏や小泉チルドレンを無節操に投入するなど、無様な選挙戦を見せたこともあろう。本当に、住民をバカにするにもほどがある。マンション構造擬装事件や狂牛病問題などなど。全てに共通する背景には、国民を見下す態度がありはしないか。確かに、昨年の衆院選での自民党圧勝を見れば、自民党が慢心するのも分からないではない。その慢心は、国民の不利益となって降り注ぐ。しっかりとその慢心を改めさせる必要がある。
また、民主党は民主党で慢心せずに勝って兜の緒を締めるべし。この数年で、政治に対して積極的に働きかける人が増えているように思う。それぞれに身に迫った危機感があるからだろうか。そういう時代では、イデオロギーなどはどうでも良い。税金をどのように使うのか。より良い使い方をする方に、国民の支持は集まる。ただそれだけのこと。様々なしがらみの中で、自民党が利権バラまきを止められないことに、国民は苛立ちを覚えている。小沢代表が「最後のチャンス」をつかみ取るには、利権構造の解消がしかと実現すると、強いメッセージを放つこと。
特に、若い世代に対してもっと強いメッセージを。千葉補選でも、20代の若者は圧倒的に自民党支持だったという。国が膨大な借金を抱えているというが、それを返していくのは誰か。人生の坂を下りかかっている者ではない。彼らが怠惰の中に積み上げていった膨大な負の遺産を返すのは、人生の坂を登り始めた我々なのだから。登った先が断崖絶壁とならぬよう、本気で利権構造を変えていかないと。
なかなかに忙しい。
朝から晩まで病棟に張り付いている訳で。しかし、それなりに充実してはいる。よく言われることだが、机上での文字だけの世界に比べ、さまざまなことがrealである。もちろん、その方が印象に残りやすい。だから充実。
そんな日々の中、いくつかのイベントをこなす。そのコミュニティーの中では、もうかなり年長であることを否応なしに自覚する。年を重ねて思うこと。やはり礼を失してはならない。礼とは、人が人としてあるためのマナーであり、礼を失してしまっては、その人は禽獣と何も変わらぬ。別に難しいことではなく、少しだけ想像力を働かせる。ただそれだけのことではあるが、あると無いとでは大きな違い。
想像力ということは本当に重要な能力である。どのような局面であれ、それが要求されないことは、ない。特に、上に立つものには多くが要求されるものである。挨拶、謝辞などはその表出であり、まずはそれを欠いてはなるまい。また、状況を察すること。そして、自分の発言や行動がその組織にどのような影響を与えるのか。冷徹に評価することが求められる。残念ながら、上に立つということは自らの自由を縛ることでもある。私心なきを以て、その任を負託されしこと。これを片時たりとも忘れてはいけない。
一場が自身3連勝で、今季初の連勝を飾った。
日ハムは調子を落としているとはいえ、連勝は本当にめでたい。一場は昨年の終盤からの良い投球にチェンジアップをまじえ、粘りのピッチング。ピンチを迎えてもそうそう簡単には崩れない。
2点タイムリーを打った磯部は「一場が好投していたので打ちたかった」とヒーローインタビューでの弁。野手からの信頼も得つつあり、今年はエース級の活躍を期待したい。岩隅が今季絶望とも言われるだけに、一場の活躍なくしては昨年よりも悲惨な結果が待っているので・・・。
衆議院の行政改革特別委員会。行革法案の審議が行われている。
民主党・長妻議員は行革委員会で、会計検査院から特殊法人などへ天下りした人数を問うた。しかし、それに対して大塚会計検査院長が「個人情報保護」を盾にとって公開を拒否。会計検査院は、税金の無駄遣いに鋭くメスを入れるハズの機関。それが、自ら天下りを行っている。それでは、本当に的確な会計検査が行われているのかは甚だ疑問に感じる。会計検査院は、国家に損害を与えた公務員に対して弁済を求める「伝家の宝刀」をも持っているが、その「宝刀」は天下りによって錆び付いているのではないだろうか。
小泉首相も答弁で、天下りの人数の公表を促した。また、伊吹委員長も「首相答弁を踏まえて答弁」するように促した。それにも関わらず、会計検査院長は公開を拒否。ここまで拒絶する姿を見れば、よほど公表するとまずい数字なのだろうと思われる。何とか公開させる手段はないのだろうか。
個人情報保護を大義名分に、天下りを隠蔽するようなことはとても許されない。個人情報保護法案をそのように「悪用」するのであれば、さっさと法改正をすべし。
守護神不在で、終盤に逆転されることの多かった今季の楽天。
ようやく継投パターンの片鱗が見えてきた。先発山村が尻上がりに調子をあげるピッチング。8回に審判の誤審が2つ続き、ピンチを迎えるも河本、福盛とつないでしのぎきった。今までの楽天なら確実に逆転されてしまってた場面。相手に傾きかけた流れを、継投でしっかりと止めた。後ろのピッチャーがしっかりしてくると、もう少し勝ち星を拾えるだろうから期待したいところ。
打撃でも、相手の失策につけこんで得点。こういう形で得点していくと、相手が嫌がる野球ができると思う。うん、これも良い徴候。
小泉首相が与党の参院議運委理事らと会食した際に、小沢代表について語ったという。
「9月に再選されたら、首相になれない民主党代表でいるわけがない。自民党に擦り寄って旧社会党を切り、自民党の非主流派と連立を仕掛けてくるだろう」
自民党が得意の一本釣り、切り崩しを逆に仕掛けられるのでは、ということか。旧田中派が自民党からごっそりと「小沢党」に動けば面白いかも知れない。まさに角福戦争・最終章といったところだろうか。いったい政界がどういう動きになっていくのか。小沢代表誕生の余波がどこまで波及していくのか。
とうとう最後のカードを切った、といった印象だろうか。先日の代表選にて小沢一郎氏が民主党の代表に就任。
翌日の人事がふるっている。新しく人事を行えば、必ずや不満が生じる。ただでさえ、豪腕の異名をとり、壊し屋イメージの小沢新代表。側近政治などと呼ばれるように、側近偏重とも非難される。そういうネガティブな声に対して、あっさりと肩すかしを見せたよう。9月の代表選での再任を睨み、壊し屋のイメージを払拭していくのだろうか。
しかし、あまりにも違う考えや政策の持ち主が一つ政党に肩を寄せ合っているのは異観。少なくとも、国の根幹に関わる安全保障政策くらいはまとめ上げて欲しい。前原前代表がやり残した安全保障ビジョンのとりまとめ。そのときには少々の豪腕を見せても構わない、と思うのだが。
代表選でいち早く小沢支持を打ち出した旧社会党系議員を、いったいどう扱っていくのだろうか。
今年の楽天は一段と苦しい。とりあえず、パリーグの5球団と一回り対戦を終えたが、2勝11敗。野村監督も「こんなにひどいとは思わなかった」と嘆き節しきり。勝率はなんと1割5分。このままではシーズン20勝ペース。昨年の約半分なのだから、惨状をもって知るべし。岩隅が出遅れているのがやはり痛い。一場がなかなか頑張っているだけに、本当にもったいない。即戦力ルーキーはそれなりのピッチングをしてくれているけれど、やはりそれだけではなかなか勝てない。本当に苦しいところ。
興味のあるニュースが多すぎて、追いかけるだけで満腹、という状態でなかなか書けない。
今日は某打ち上げ。半分、愚痴大会だったような気がするが、面白かった。ま、どこも抱える問題は同じということで。