日歯連による旧橋本派への1億円のヤミ献金をめぐり、起訴されていた村岡元官房長官に、東京地裁は無罪の判決を下した。
橋本元首相や野中元幹事長、青木参院会長なども関与が疑われていたが、結局、村岡氏のみが起訴されたこの事件。判決でも橋本元首相の関与の可能性に踏み込まれた形だった。
ほとんどの関係者は政界の表舞台からは去っている。その点、追及はどうしても迫力を欠く形になるかもしれない。しかし、青木参院会長はまだ参議院でそれなりの力を保っている。来年の参院選を睨んでの駆け引きになっていくのかもしれない。
熊本での春JEMAで退任式。長い時間をとっていただき、ありがたかったです。長く話してしまい、申し訳なかったです(笑)
就任から1年半。あっという間に任期を終える。広報、という役職よりも事務局役員としての仕事ばかり行っていた1年半でした。お世話になった方、本当にありがとうございました。ご迷惑をおかけした方々、申し訳ありませんでした。あとはしっかりと仕事を引き継いで行かなくては。反省点をどっさり伝えるつもりです。
開幕戦は落としたが、野村監督いわく「開幕戦としては合格点」という試合だった。
ペナント2戦目の先発はWBC台湾代表のインチェだったが、5回途中、4失点で降板。コントロールが甘くなった球を痛打されてしまった。
打撃陣は、12安打を放つも2得点のみ。残塁の山を築いてしまった。好機であと1本というのがなかなか難しいのか。日ハム先発の江尻投手を降板に追い込んだのは良かったが、2番手武田投手に押さえられてしまった。
今年は連敗スタートとなってしまった。本拠地・仙台に戻って改めて仕切り直し、といきたいところ。相手はノリ・清原が加入したオリックス。
とうとうパリーグが開幕した。
WBCの優勝効果か、開幕3試合で昨年よりも25,000人多い入場者だったという。WBC出場によって、名前が売れた選手が多いからだろうか。良い流れに繋がっていくと良い。
楽天は、一場が6回を3失点。先発投手としての最低限の仕事は果たした、と言えそう。2年目の飛躍に期待したい。本人も反省していたが、二死からの四球は良くない。やはり、もったいない。うーむ。
野村監督は「最初の20試合が肝心」という。初戦は落としたものの、連敗を避けて欲しいものです。
やはり野球は良い。待ちに待った球春の到来。
今年は、一足先にWBCで大きな喜びを味わったけれども、ペナントの試合も大きな楽しみである。考えてみれば、世界一に輝いた選手たちの試合をほぼ毎日見られるなんて、贅沢な楽しみ。
楽天の開幕投手は一場投手らしい。やはり岩隅投手は開幕に間に合わなかったのか。楽天のエースだけに、不安でならない。一場投手は、昨年の最後の数試合の投球を続けてくれると良いなぁ。何にせよ、楽しみなシーズンの到来です。
旅先にて、WBCで日本優勝の報に接する。
素晴らしい結果に感動する。試合を観戦できなかったことが残念でならない。後でニュースでダイジェストを見たが、ダイジェストでも緊張を強いるような好試合。生で見たかった。
友人が時折、試合経過を教えてくれたのだが、そのメールからも緊張感が伝わってきた。国を代表して戦うことの重みを非常に感じたのでした。
教育について考えを巡らせている。
多様な価値観、という言葉がよく聞かれる。子供達に単一の価値観を押しつけるのではなく、それぞれの個性に応じた価値観を認めていこう、といったようなコンテクストで使われているようだ。
では、多様な価値観とはいったい何なのだろうか。
昨今の報道を見ていると、「勝ち組」と「負け組」という視点で社会が捉えられている。しかし、その勝ち負けの判定にはただ「カネ」という物差しがあるのみで、非常に浅薄である。そこには人生における多様な価値観などはまったく窺えない。人生にはもっと色々なオプションがあるはずなのに、金を稼ぐことのみを良しとする。
そういう社会風潮は、教育にも悪影響を免れ得ない。何も、復古趣味で教育を行えば良いという訳ではない。昔には昔で悪いことはあった訳で、全て昔のままに行うなどということが良い施策にはなり得ない。しかし、昔の良いことを学ばないということはまた、良い施策とはなり得まい。古人の知恵に学ぶことは多いはずである。西郷隆盛は「左氏春秋を読めば世界情勢が分かる」と言ったという。その言葉には大きな意味がある。まさに「温故知新」である。
そのために、できるだけ古人の書いた文書を原著で読ませるのはどうだろう。先日、古典をたくさん読ませるべし、と書いた。できれば通読させると面白い。特に徒然草などは、非常に興趣深い。通読して、味わわせてみたら面白いだろう。
いずれにせよ、結局は古典の時間を増やしては、という結論に至るのでした。
今年の大河ドラマは司馬遼太郎の原作による「功名が辻」である。
昨日の放送では延暦寺の焼き討ちが描かれていた。明智光秀軍は信長によるジェノサイド命令を冷徹に実行し、秀吉軍は温情をかけていた。このような描かれ方は非常に珍しい。資料によると、史実では確かにそうだったらしい。しかし、光秀を「アンチ信長」と位置づけて描く向きからすれば、光秀がジェノサイドを実行していた、というでは都合が悪いのだろう。
叡山焼き討ちという事件。歴史的な意義は小さくない。伝教大師の開山以来、王城鎮護の山として絶大な権力を誇ってきた比叡山・延暦寺。何よりも立地条件が良い。京にほど近いうえに、琵琶湖の水運を利用できる。物資輸送の大きな利権。肥沃な近江の土地。それらを背景として山法師という僧兵を抱え、平安末期から政治にも介入を繰り返してきた。そのような僧俗相半ばするような政治権力を掣肘することは、旧体制の腐敗を打破し、新しい統一権力を目指す信長にとって不可避だったろう。
僧俗相半ばと書いたが、戦国期の叡山は俗の割合が非常に多かった。宗教勢力がたどる道とはいえ、あまりに俗世での権勢を貪りすぎていた。そのことは、開山以来叡山が果たしてきた思想史上の偉業をいささかも損なうものではない。しかし、その偉業によって寸毫も免責されるべきものでもないと思う。その峻別こそ、統治という観点から不可避のことなのだろう。
米国が墨国に負けた結果、奇跡的に転がり込んできた準決勝進出。準決勝の相手は1次リーグ、2次リーグと連敗を喫した韓国。リベンジを果たすべし、と思ってはいたものの、まさか今大会中にその機会に恵まれるとは。
それにしても、素晴らしい試合だった。日本代表の勝利への気持ちがテレビ画面を通じてひしひしと伝わってきた。荒川選手の金メダルに続き、非常な感動を覚えた。
投げてては先発・上原投手が好投。3回あたりからストレート、スライダーともにびしびしと決まりはじめ、フォークも冴え渡り三振を奪う。絶対に先に得点は与えない、という気合いが球に乗り移っていたよう。
打線は、得点圏に走者を進めるものの、あと1本が出ない。今日は3番に座ったイチローが安打・盗塁で2塁に進むも、4番松中にあと一本が出ない。1アウト1、2塁の好機も、打球がサード正面へのライナーとなりゲッツー。フラストレーションのたまる展開。しかし、7回、先頭の松中が激走で二塁打。気迫のヘッドスライディングを見せる。多村が犠打を試みるが失敗。また嫌なムードが漂う。が、そこで代打・福留が大仕事。値千金の2ランHRを放つ。この際、高校ドラフトで近鉄の指名を受けずに、大学に進学した恨みは忘れよう(笑)
続く小笠原は死球で出塁し、2塁へ進塁。そこから打線が繋がる。里崎のエンタイトルツーベース、代打宮本、イチローにもタイムリー。それにしても、ベテラン宮本のタイムリーには感動した。出場辞退が相次ぐ中、出場の打診を快諾。ベテランらしい配慮でチームを支えてきたらしい。そういう縁の下の力持ち的な選手にハレの舞台が巡ってきて、それをものにしたのは素晴らしい。結局、この回は打者一巡の猛攻となり、5得点。
その裏の韓国の攻撃。上原の投球が光った。1安打を許すものの、3つのアウトを全て三振で奪い、韓国に反撃の機会を与えなかった。これで流れは日本ががっちりと握った。8回表には多村が汚名返上のHR。雨で40分以上の長期中断があったが、日本への流れは揺るぎない。8回裏に藪田、9回裏には大塚が登板し、韓国打線を零封。
後半はテレビの前で立ちっぱなしで応援してしまった好ゲーム。この勢い、結束力を維持して、明後日のキューバも撃破してもらいたい!
昨日に続き、大掃除を続行している。
大量の本と教科書が乱雑に積み重ねられているだけの本棚にもメスを入れる。本を並べなおしていると、改めて読み直したくなる本に気を取られてなかなか捗らない。そろそろ「ローマ人の物語」を読み直さなければいけない季節だろうか。塩野七生氏によるこの労作は、毎年1巻ずつ刊行され続けている。昨年末に「キリストの勝利」が刊行され、あと1冊を残すばかりとなってしまった。非常に読み応えのあるシリーズで、もう何度通読したことだろうか。ところどころに引用される箴言が味わい深い。
などと考えているうちに、一冊でも本をしまわねば、いつまでも片付かない。資料を捨てるのとは異なり、本を整理する作業は非常に楽しい。しかし、誘惑に戦い続けなければいけないという意味では自身の自制心に対する挑戦と言えようか。