なかなかに忙しい。
朝から晩まで病棟に張り付いている訳で。しかし、それなりに充実してはいる。よく言われることだが、机上での文字だけの世界に比べ、さまざまなことがrealである。もちろん、その方が印象に残りやすい。だから充実。
そんな日々の中、いくつかのイベントをこなす。そのコミュニティーの中では、もうかなり年長であることを否応なしに自覚する。年を重ねて思うこと。やはり礼を失してはならない。礼とは、人が人としてあるためのマナーであり、礼を失してしまっては、その人は禽獣と何も変わらぬ。別に難しいことではなく、少しだけ想像力を働かせる。ただそれだけのことではあるが、あると無いとでは大きな違い。
想像力ということは本当に重要な能力である。どのような局面であれ、それが要求されないことは、ない。特に、上に立つものには多くが要求されるものである。挨拶、謝辞などはその表出であり、まずはそれを欠いてはなるまい。また、状況を察すること。そして、自分の発言や行動がその組織にどのような影響を与えるのか。冷徹に評価することが求められる。残念ながら、上に立つということは自らの自由を縛ることでもある。私心なきを以て、その任を負託されしこと。これを片時たりとも忘れてはいけない。