「先輩と話そう」という企画で部活のOBの先生の講演を聴く。
最後しか聞けなかったのだが、ものごとをorganizeする際の注意のくだりに深く頷いた。さまざまな歴史や自らの少ない体験から唱えていたことに合致する内容だったと思う。経験豊かな先生の口から発せられれば、これほど含蓄のある言葉になるのか、といささか自嘲するも、組織の要諦について裏付けられたことは良かった。
いかなる組織であっても、その初期条件は最後まで付いて回る。その規定から脱するのにどれほどの労力を要するか。そのことに思いを馳せれば、はじめにしっかりと準備することの重要性はいくら強調してもしすぎることはない。何よりも、コンセプトをはっきりとさせること。そのうえで、細かい条件はある程度措いても良い。もちろん、悪魔は細部に宿る、ということを忘れてはならないのだが。