かつて、「運営論」にて無責任の横行を嘆いていた。それが「空白の1年」を産んだのだということを、今は確信をもって言える。
現在の状況を鑑みるに、この組織に属し始めた2002年に脳裏に描いていたものに近づきつつあることを実感する。世の中の情勢を踏まえて虚心坦懐に見つめれば、自ずとその結論に至ったのだが、「自分が見たいと欲するものしか見ない」人にとっては歪んだ未来しか見えていなかったのだろう。その歪んだ未来像に基づいて、無責任な制度設計を行った者はその責任を取るべきだろう。けじめを付けることなく、公の舞台にてのうのうと何事かを述べる者。まさに生き恥をさらすとはこのことか。いくら「恥」の文化が失われてしまったとはいえ、その典型を身近に見ることになるとは、と慨嘆するのである。